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ベトナムで現地拠点を作る場合、どのような方法がありますか。
会社の種類と内容
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直接投資(新規設立)と間接投資(M&A)という大きく二つの方法に分かれます。
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直接投資(新規設立)の場合、現地法人設立、支店設置、駐在員事務所設置の3つの方法があります。件数としては現地法人設立が最も多く、法人の種類としては、1人有限会社、2人以上有限責任会社、株式会社の3種類がありますが、現状では有限責任会社の設立が多い傾向にあります。
現地法人、支店、駐在員事務所の選択によって設立手続きが異なりますが、投資関係の手続き(IRC(投資登録書証明書)、支店活動許可証または駐在員事務所活動許可証の取得)を行わなければなりません。そのため、直接投資(新規設立)は、間接投資(M&A)と比較して時間がかかります。
上記の行政手続き時間の問題や、外資規制(特に事業に関する制限や不動産の取得に関する規制)を避けるため、M&A(間接投資)を利用するケースが多くあります。過去の多くの事例において、①既存会社の購入、②株式購入及び新規会社の分割という方法により、現地法人を取得しています。