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ベトナムの進出のための情報や、コンプライアンスや契約・紛争などの進出後の問題、基本的な規制や最新の法改正など幅広い情報を提供します。

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新たに「ホーチミン市におけるCOVID-19に関する規制」が発令されました

2021/06/16  

6月14日、ホーチミン市人民委員会は、政府首相による3月27日付の指令No. 15 / CT-TTgに従い、2021年6月15日0時よりさらに14日間の社会的距離確保措置継続に関する公文書1931 / UBND-VXを発行しました。

具体的内容は、2021年5月30日、市人民委員会は、ホーチミン市でのCOVID-19の流行抑制に伴い強化対策実施に関する公文書No. 1749 / UBND-VXを発行しました。この対策に基づき、5月31日0時より15日間、市内では指令No. 15 / CT-TTgと指令No. 16 / CT-TTgに従い社会的距離確保措置が適用されます。しかし、デルタ変異株の急速な蔓延に伴い、近時7日間で、ホーチミン市において多くの新症例群が検出されました。流行地域の特定をすることにより、COVID-19を撲滅し新たな感染源を制限するために、市人民委員会は次のような指令が発令されました。

指令第15号/ CT-TTgに従って、2021年6月15日0時よりさらに14日間、市内全体において社会的距離確保措置の延長が決定されました。これにより、集会の制限、個室にて20人以上集まる会議・行事等イベントの制限、職場・学校・病院外で10人以上の集合制限、公共の場所での2メートル以上の安全間隔の確保、生活必需品・サービスを提供する事業以外は商業サービス活動の一時休止、ホーチミン市内、特に流行地域から他の地域への移動制限が実施されます。

ホーチミン市内全域において、スパ、ヘアサロン、マッサージ、カラオケ、アミューズメント、音響施設、映画館等娯楽施設、ショッピングセンター、観光地、モニュメント、美術館、図書館、体育館、フィットネス等の室内スポーツ、公園等での不要不急なサービス、事業は一時的に閉鎖されています。仏塔や寺院での宗教活動や祭典もすべて停止されました。

飲食サービス事業は営業を続けることができますが、テイクアウト又はデリバリー形式でしかサービスを提供することができません。コンビニは引き続き営業できます。営業を続けることができる拠点はすべて防疫規制を遵守する必要があります。

市内の公共旅客輸送、サービス車両は、1 回の運送につき最大で車両容量の 50% 以下、20 人以下の輸送が認められています。 他省への旅客輸送の場合、1 回の移動につき最大容量は車両容量の 50% 以下で、10 人以下の輸送が認められています。 乗用車は、移動前後及び業務終了後等において消毒を行うことが求められています。

社会的距離確保措置が実施されたのち監視等が厳格化しており、通勤時間外、市内の交通量は減少している状況です。通常の娯楽事業や商業施設が閉店となっているため、特に午後7時以降の外出している人数も減少している状況が続いています。テイクアウト、デリバリー飲食店、スーパーマーケット等を除き、他の販売店やショッピングセンターはすべて閉まっている状況です。

事務所やオフィスビルは、防疫対策を徹底しています。 たとえば、ビルに出入りする際に体温と健康申告が義務付けられています、エレベーターや人が多い場所で手指消毒剤が実施され、エレベーターのボタンにはカバーが付けられています。