• 明倫国際法律事務所

山腰健一

Q1.簡単に自己紹介をお願いします。

 早稲田大学法学部、早稲田大学法科大学院出身で、修習期は69期です。新規登録当時は福岡事務所所属でしたが丸三年が経った四年目から東京事務所所属に異動して、現在に至ります。

Q2.先生は新規弁護士登録時から当事務所メンバーですが、新規弁護士登録時に当事務所を選んだ理由を教えてください。

 もともと地元が九州でしたので、福岡には愛着がありましたし、福岡は経済発展が著しく、適切なリーガルサービスを必要としている企業も多いであろうと思い、福岡の事務所を探していました。その中でも明倫は、幅広い分野の業務を取り扱いながら、専門性を志向する事務所ということで、弁護士としてのキャリア的にも、新人のうちに多様な案件の経験を積みながら、専門性を高めていける事務所だと思い、志望しました。  

Q3.入所前と入所後で、印象が変わったことはありますか。

 特にありませんが、多様な業務を担当する中で、初めは慣れない仕事も多い分、とても忙しかったのを覚えています。

Q4.入所当時はどんな業務をされていましたか。

 検察官として勤務した経験から、当事者とのやり取り、証拠の精査、事件の見立てなどは得意な方ではないか日々の契約書作成・チェック、株主総会対応、DD、債権回収、労働関係訴訟、特許権侵害訴訟などの企業法務分野はもちろんのこと、交通事故や家事・相続、刑事弁護などの個人法務案件なども分野を問わず様々な業務を幅広く担当しました。

Q5.東京事務所に異動された経緯を教えてください。

 弁護士4年目の年になりますが、妻が育児休暇明けに東京で復職することになった際、希望して、東京事務所に異動させていただきました。

Q6.現在はどんな業務をしていますか。

 様々な分野の案件を経験していく中で、知財分野の専門性を高めていきたいと思うようになり、現在は、知財分野をメインに、特許権や商標権の侵害訴訟などの紛争系はもちろん、出願業務も担当しています。
 出願業務については、業務領域的に弁理士事務所が扱うのが一般的ですが、明倫では、豊富な弁理士経験も有する弁護士の先生の下、弁護士事務所でありながらも出願業務を内製化しています。知的財産は、単に権利を取得できればよいというものではなく、クライアントのビジネスとの関係で、何をどの国でどのような法域・内容で権利化した方がよいか等を事業戦略と絡めて検討することが重要ですが、この点、日々の相談等を通じてクライアントのビジネスを深く把握している弁護士事務所が権利形成過程を担うことにより提供できる価値は大きく、私自身、そこに魅力を感じて出願業務を担当させていただくことになりました。

Q7.どんなことを意識して仕事に取り組んでいますか。今後の展望などもございましたら教えてください。

 クライアントから求められる以上の価値を提供できるよう心がけています。例えば、クライアントから新規事業開始にあたっての契約書作成のご相談をいただく場合、当然その契約条件や契約スキーム等の契約書作成にあたって必要な事項がメインの話題にはなりますが、その契約取引の対象となる商品やサービスについて知財的な保護が図られているか、より良いスキームがないか必要とあればこちらからご提案を差し上げるようにしています。
 今後も、さらに専門知識を磨きつつ、一方でクライアントが意識していない課題にも目を向けられるよう世の中の動きに広くアンテナを張っておきたいと思います。

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