• 明倫国際法律事務所

鈴木萌

Q1.自己紹介も含めて、入所までのキャリアを教えてください。

 弁護士になってから3年半ほど、東京の企業法務系事務所に勤務していました。そこでの仕事の内容に不満はありませんでしたが、今後のキャリアを考えたときに、取扱業務の幅を拡げたくなり、転職の形で、明倫に入所しました。

Q2.移籍先として当事務所を選んだ理由を教えてください。

 大きく3つあります。1つ目は、取扱業務の幅が広く、自分が将来どんな方向に行きたいと思った時でも対応できそうだったことです。
 2つ目は、女性弁護士の比率が高かったことです。 個人的に、女性弁護士の比率が高い事務所は、柔軟な働き方を認めていたり、弁護士の多様性を受け入れる雰囲気があったりして、働きやすい可能性が高いと感じていたので、必ず確認していました。
 3つ目は、必要な情報がきちんと開示されたことです。就職活動をしていると聞きづらい情報が多々あると思います。明倫は、早い段階で丁寧に説明してくれ、どんな質問にも答えてくれたので、信頼できる事務所だと思い、これも重要な決め手になりました。

Q3.入所前と入所後で、印象が変わったことはありますか。

 ほぼありません。思った以上に柔軟な働き方を認めてもらえており、驚いているくらいです。
 一つだけ、予想よりも業務量が多くて忙しかったというのはありますが、これは、クライアントに求められる事務所であることの表れだと思いますし、働く場所や時間の融通が利きやすいので、うまく調整して対応しています。

Q4.現在は明倫国際法律事務所ベトナムオフィスでの業務も担っておりますが、ベトナムオフィスでの業務を担うこととなった経緯を教えてください。

 私が担当する前から、既に別の日本人弁護士とベトナム人弁護士がベトナム業務を担当していましたが、これが好評をいただき、だんだんと案件が増えてきました。増えた案件に対応するために増員が必要になったのですが、その際、私がもともと海外案件の担当を希望していたこともあって声をかけていただき、ベトナムオフィスの業務を担当することになりました。

Q5.ベトナムオフィスでの業務はどんな業務をされていますか。

 ベトナムオフィスでは、主に日系企業のクライアントからベトナムの法律に関するご相談を受けています。例えば、ベトナム企業と提携や何らかの契約を結ぼうとしている日本の会社から、スキームや契約内容に関する相談を受けたり、日本法人のベトナム子会社から、労務管理や行政機関対応に関するご相談を受けたりする機会が多いです。
 日本人弁護士である私自身が手を動かすことで実現できることの幅が狭く、現地弁護士や現地スタッフと協力しながら頑張っています。

Q6.どんなことを意識して仕事に取り組んでいますか。今後の展望などもございましたら教えてください。

 対クライアントとの関係では、楽な方向に逃げないことを意識して取り組んでいます。例えば、クライアントからの法律的な質問に、「それは違法である」とか「グレーゾーンである」と回答するだけなら簡単なのですが、そのような法解釈は、ほとんどの場合、クライアントが本当に知りたいことではなくて、そのような法的な状況であることを前提に、どうすべきかのアドバイスが欲しい場合が多いと思います。この部分のアドバイスは非常に難しく、未だ十分にできないことが多々あるのですが、少なくとも意識としては、そのような、クライアントが本当に知りたいと思っているところを意識して業務を行うようにしています。
 その他に、ベトナムオフィスの業務ではチーム戦が必須になったため、一緒に働くスタッフが働きやすい状況や雰囲気を作ることを意識しています。今後、もっとうまくチームで仕事をすることができるようになれば、より多数の案件や大型の案件をスムーズに解決できるようになると思うので、そのような方向に進めるように、今後も頑張っていきたいと思います。

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